大腸ポリープが見つかったら|日吉台診療所|滋賀県大津市の内科・消化器内科・リハビリテーション科

〒520-0112滋賀県大津市日吉台4丁目15−1
077-579-3833
ヘッダー画像

大腸ポリープが見つかったら

大腸ポリープが見つかったら|日吉台診療所|滋賀県大津市の内科・消化器内科・リハビリテーション科

大腸ポリープが見つかったら(切除の必要性と検査後の注意点)

健康診断や便潜血検査をきっかけに大腸カメラを受け、「ポリープが見つかりました」と言われた経験がある方は少なくないと思います。ポリープと聞くと不安になる方も多いかもしれませんが、その多くはその場で切除でき、将来の大腸がんを防ぐことにつながる良い機会でもあります。今回は、大腸ポリープの基礎知識と、見つかった場合の対応について解説します。

大腸ポリープとは

大腸ポリープとは、大腸の粘膜の一部が盛り上がってできた良性の腫瘤(できもの)のことです。多くは無症状で、大腸カメラで偶然発見されることがほとんどです。ポリープには大きく分けて、がん化することがほとんどない過形成性ポリープと、放置すると大腸がんに進行する可能性がある腺腫性ポリープがあります。

なぜポリープの段階で切除するのか

大腸がんの多くは、正常な粘膜からいきなり発生するのではなく、腺腫性ポリープが年月をかけて徐々にがん化することで発生すると考えられています。この過程には数年から十年程度の時間がかかるとされており、その間にポリープを発見し切除しておくことで、大腸がんの発生そのものを防ぐことができます。つまり、ポリープの切除はがんになる前の芽を摘む予防的な処置といえます。

ポリープができやすい人の特徴

大腸ポリープは加齢とともに発生率が高くなり、40歳を過ぎると珍しくないものになります。また、脂肪分の多い食事や食物繊維の不足、喫煙、過度の飲酒、肥満、運動不足といった生活習慣もポリープの発生に関与するとされています。さらに、血縁者に大腸がんや大腸ポリープにかかった方がいる場合は、遺伝的な要因により発生リスクが高くなることが知られています。こうした方は、症状がなくても定期的に大腸カメラを受けることが勧められます。

内視鏡的切除の方法

現在では、多くの大腸ポリープは大腸カメラ検査と同時に、入院を必要とせず切除することができます。代表的な方法として、スネアという金属製の輪をポリープにかけて切り取るポリペクトミーという方法の他、粘膜の下に生理食塩水などを注入してポリープを浮き上がらせてから切除する内視鏡的粘膜切除術(EMR)があります。内視鏡で観察することでがんかあるいは良性の腺腫かある程度予想することが可能です。がんの可能性が高い場合やポリープの形状によっては安全のため入院可能な高次医療機関をご紹介する場合があります。

切除後の注意点

切除当日は、出血や穿孔(腸に穴があくこと)を防ぐため、医師の指示に従って食事内容や運動を控えめにしていただく必要があります。具体的には、アルコールや香辛料の強い食事、長時間の入浴、激しい運動などは数日から1週間避けていただくことが一般的です。まれに、切除した数日後に出血や腹痛が出現することがあるため、症状があればすぐにご連絡ください。

病理検査でわかること

切除したポリープは必ず回収し、顕微鏡による病理検査に提出されます。この検査により、良性の腺腫であったのか、すでにがん細胞が含まれていたのか、またがん細胞がどの深さまで達していたのかが詳しく判定されます。万が一、切除の範囲では不十分と判断された場合には、追加の内視鏡治療や外科手術が必要になることもあるため、病理結果の説明は必ず医師から直接受けるようにしてください。

切除後の経過観察について

ポリープを切除した後も、大腸には新たなポリープができる可能性があるため、定期的な大腸カメラによる経過観察が重要です。次回の検査時期は、切除したポリープの大きさや個数、病理検査の結果によって異なりますが、多くの場合13年後の再検査が推奨されます。大腸ポリープを切除後、何年か経過してから大腸がんが見つかるケースもあります。医師の指示に従って、忘れずに次回の検査を受けるようにしましょう。

まとめ

大腸ポリープは、多くの場合症状がないまま進行するからこそ、大腸カメラでの早期発見と切除が大腸がん予防の鍵となります。「ポリープがあった」という結果は決して悪い知らせではなく、がんになる前に対処できたという前向きな結果と捉えていただければと思います。

当院は大津市で、患者さんの負担を最小限に抑える鎮静剤を用いた大腸カメラ検査を行っており、検査中にポリープが見つかった場合はその場での切除にも対応しております。ポリープや大腸カメラについてご不安な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

トップに戻る